アーモンドコミュニティネットワーク(ACN)は、 多様な個性・文化・価値観を持つ人々で構成されたコミュニティの中で、人と人とを隔てる様々な問題に対して働きかけ、隔ての中垣を越えてこころを支え合い、健やかに共に生きるために「相手の話しをより良く聴くこと」「傾聴活動」を土台とした支援事業を行い、市民が孤立することのない共生の社会と平和なコミュニティの実現に寄与することを目的として2012年秋に設立されました。

アーモンドの花は真冬の厳しい寒さの中、最初に春の訪れを告げる花として野山に咲きます。「希望」と復活の象徴である花の名を冠したNPOで、生きづらさを抱える子どもと大人のために、コミュニティ(地域社会)に安心の居場所をつくりました。

不登校や発達障がい等で居場所を無くした小中学生のフリースペース(学び直しとアート活動等)と、高齢者のコミュニティカフェ(楽しい活動と野菜スープストックランチ)を運営しています。

カウンセリング相談から始まった保護者との繋がりがNPO法人設立の土台となりました。2009年に発足した「親の集い・傾聴勉強会〜思春期のこころを聴く〜」(会場:アーモンドコミュニティセンター 市営地下鉄北山田駅)では、子どもとのコミュニケーションを見直し、「より良い聴き方=傾聴」を学ぶ勉強会を開催しています。

毎月の傾聴勉強会の参加延べ人数は任意団体からの24年間で1万6千人以上となり、近年は行政・教育・学校・福祉・専門機関・企業との連携ネットワークの強みを生かし、人々の抱える困難を傾聴を土台に、フィンランド発の対話実践 Dialogical Meeting で支える取組を進めています。

2013年に「都筑区寄り添い型学習支援事業」を横浜市から委託を受け、その後2018年に「都筑区寄り添い型生活支援事業」を受託し運営をしています。

2016年神奈川県立青少年センターから「フリースクール等事業費補助金事業」相談事業に選ばれ、連携して相談カウンセリングを実施しています。また、神奈川県学校・フリースクール等連携協議会と連携するフリースクール等として、神奈川県教育委員会のHPに紹介されています。HPはこちら

これからも支援者を傾聴ワーカーとして育成し、地域が支える子どもたちの居場所づくりの実践を地域連携で進めていきます。

コロナ禍で、不登校やひきこもりのご相談と心身の不調を訴える幅広い世代からのご相談が増えています。私たちの地域でのあたたかい居場所づくり活動をぜひ応援してください!!